A Letter from the Designer

設計者の思い

Why I Built sho eigo
10 年の蓄積
挫折と発見の記録
すべての機能の理由
Prologue

これを作るまでの
10 年間を、
話させてください。

sho eigo は、ある日突然できたサービスではありません。

学生時代の挫折、大人になってからの発見、個人英語コーチとして 2 年、講座制作に費やした 3 年。合わせて 10 年の蓄積が、今のサービスの一つひとつの機能になっています。

この長い時間の中で、僕は何度も悩みました。教える側として、自分は値する人間なのか。何が中高生の英語を本当に変えるのか。

その答えが、ようやく形になりました。少しお時間をいただけたら、最初から順番にお話しさせてください。

Chapter 01

文法用語に潰された
学生時代

正直に話すと、僕は学生時代、英語が嫌いでした。

点数も全然取れなかった。授業を聞いても、テストを受けても、何が分かっていないのかすら分からない状態で過ごしていました。

一番つらかったのは、文法用語が意味不明だったことです。

関係代名詞、修飾語、目的語、形容詞、副詞 ——
日本語なのに、何を言っているのか分からない。

参考書を開けば「修飾語が前から後ろに掛かる」みたいな説明が並んでいる。読んでも頭に入ってこない。先生に聞いても、同じ言葉で説明されるだけ。

英語の勉強というより、「日本語の難しい言葉と戦っている」感覚でした。そして、そこで挫折しました。

英語自体は嫌いになりたかったわけじゃないのに、入口の文法用語のところで、もう前に進めなかった。「自分は英語に向いていない」と決めつけて、ずっとそのまま大人になりました。

Chapter 02

大人になって
出会った「音」

大人になってから、ある時ふと、英語をもう一度やり直したいと思いました。

ただ、文法書を開いても、また同じ場所で詰まる。「修飾語が…」のところで、もう本を閉じてしまう。

そんな時に出会ったのが、シャドーイングオーバーラッピングでした。

英文を見ながら、ネイティブの音を真似して声に出す。それを毎日繰り返す。たったこれだけのトレーニングで、信じられないくらい英語が変わっていきました。

「water」は「ウォーター」ではなく、本当は「ワラ」と聞こえる。
「meet you」は「ミート ユー」ではなく、「ミーチュー」。
——
音を体に入れるって、こういうことか。

当時、僕は医療系の専門学校に通っていました。柔道整復師を目指して、毎日朝から夜まで勉強と実習。それでも、シャドーイングの時間だけは続けていました。机に向かわなくても、移動中でも、お風呂でもできるからです。

効率よく、楽しく、確実に変わっていく感覚。文法用語と戦っていた学生時代の僕には、想像できなかった世界でした。

そしてある日、英検準 1 級に合格しました。学生時代の自分には、絶対に届かなかったはずの場所に、自分が立っていました。

Chapter 03

個人コーチとして 2 年、
講師として 3 年

英検準 1 級に合格して、僕は気づいてしまいました。

学生時代の僕と同じように、文法用語に潰されている子どもたちが、たくさんいる。あの時の僕に、誰かが「音から入っていいんだよ」と言ってくれていれば ——。

そう思って、僕は個人英語コーチとして 2 年間、生徒さんと直接向き合う日々を始めました。

中学生、高校生、社会人。シャドーイングのやり方を一人ひとりに教え、毎日の進捗を一緒に見届ける。そんな仕事です。

「先生、聞き取れるようになってきました」
「以前より、英語が好きになった気がします」
——
その言葉を聞いた時の嬉しさは、紛れもなく僕の中にありました。

コーチングと並行して、もっと多くの人に届けたいと思い、講座制作も 3 年ほど続けました。動画を撮り、教材を作り、サイトを立てる。

でも、講座は思うように機能しませんでした。

生徒さんは登録してくれるのに、続かない。続いてもらえても、結果が出ない。「何が足りないんだろう」と、毎日のように悩みました。

Chapter 04

5 年で見つけた、
3 つの大きな課題

個人コーチ 2 年、講座制作 3 年。合わせて 5 年、英語教育の現場と向き合い続けて、僕は 3 つの大きな課題に気づきました。

01
音声学習が、世の中で軽視されすぎている
文法・単語・読解は重視されるのに、シャドーイングのような音のトレーニングは「補助的なもの」として扱われている。本当は、これが入口なのに。
02
大量の教材を「つまみ食い」して、定着しない
動画を見て、テキストを読んで、アプリも入れて。教材は溢れているのに、どれも最後までやり切れない。気がつけば「次の教材」を探している。本当に必要なのは、教材の量ではなく、振り返りの仕組みでした。
03
学んだものを、振り返れていない
人は学んだ瞬間に忘れていく生き物です。でも、ほとんどの教材は「学ばせる」だけで、「思い出させる」設計がない。だから、知識が積み上がらない。

この 3 つの課題を解決できたら、僕がコーチングしていた生徒さんたちが、自学自習だけで結果を出せるようになる。そう確信していました。

でも、当時の僕には作れませんでした。録音をクラウドに保存して、忘却曲線で再出題して、本棚のように並べて見せる ——。個人で作るには、技術的に無理がありすぎたのです。

「もっとこうしたらいいのに」と思いながら、僕は毎日を過ごしていました。

Chapter 05

AI との出会い

2024 年。AI が、僕の手の届くところまで降りてきました。

最初は半信半疑でした。「これで本当に、僕一人でアプリが作れるのか?」と。

でも、触ってみて、確信しました。

5 年間、頭の中に描いて、作れなかったもの。
それを、今の AI なら、完全に再現できる。

録音アーカイブも、忘却曲線に基づく復習設計も、本棚のような学習履歴も。あのとき僕が「あればいいのに」と思っていたものが、すべて現実になる。

5 年前に思いついたものを、今、作るしかない

そう思った瞬間から、僕は寝ても覚めても、このサービスのことばかり考えるようになりました。

柔道整復師の仕事のあいまに、夜遅くまで設計し、朝早く起きてはコードを書く。妻に支えてもらいながら、ひたすら作り続けました。

Chapter 06

サービスに込めた
3 つの答え

sho eigo の機能には、すべて理由があります。5 年間の現場で見つけた課題に、一つひとつ答えるために、設計しました。

Answer 01
音声特化のレッスン設計
シャドーイング、オーバーラッピング、Linking・Flap T・Reduction の 3 つのルール。文法用語より先に、本物の音を体に入れる。学生時代の僕が欲しかったものを、すべて入れました。
Answer 02
忘却曲線による復習設計
学んだ瞬間から、人は忘れていく。その性質に逆らわず、最適なタイミングで自動的に再会する設計にしました。一度学んだものは、もう忘れない。
Answer 03
成果の本棚 ——
自分のものにした教材を資産化する
一度自分のものにした教材は、本棚に並びます。いつでも振り返れる、自分だけの英語ライブラリ。「つまみ食い」で消費する英語学習を、終わりにする仕組みです。

どれも、僕が現場で「これがあれば」と思い続けた機能です。

Chapter 07

親子プランの
本当の意味

最後に、親子プランについてお話しさせてください。

専門学校時代、僕は大量のテキストと音源を使って勉強していました。書き込みだらけのノート、何度も聴いた CD、付箋まみれの参考書。

引っ越しのタイミングで、それらをすべて断捨離してしまいました。「もう使わないから」「整理されたほうが気持ちいいから」と。

今思うと、あれも、僕の思い出の一部でした。

毎日机に向かった夜、書き込んだ日付、何度もリピートした音声。それらは、英検準 1 級に合格するまでの 1 年半の、確かな証でした。

捨ててから、ずっと後悔しています。

だから、お子さんの英語学習だけは、「思い出として残してあげたい」と思いました。

毎日の録音、スコアの推移、獲得したバッジ、ぶつかった壁、それを乗り越えた瞬間。すべてが、お子さんと家族の宝物として残るように。

親子プランは、英語サービスである前に、家族の記憶を残す仕組みです。1 年後、5 年後、お子さんが大きくなった時に、親子で振り返れる場所。

それが、僕が断捨離してしまった「あの時間」を、お子さんに残してあげられる方法だと思っています。

Chapter 07.5

気づいたら、
「樹を植える」発想に
なっていました

ここまで設計してきて、ある日ふと気づきました。

sho eigo は、「英語サービス」じゃない。

お子さんの英語の成長を、
樹のように育てていく Dashboard だ ——

体験 Day 1 で、最初の種を植える
毎日のレッスンで、葉が一枚ずつ増えていく
1 ヶ月で芽が出て、1 年で幹が太くなり、
3 年、5 年と続けるうちに、立派な樹になっていく。

そして、葉の一枚一枚は 「思い出」 として残っていく。録音、スコア、バッジ、つまずいた瞬間、乗り越えた壁。すべてが Dashboard に蓄積されていく。

他の英語サービスは、レッスン消費型。終わったら次の教材を探すだけ。
でも sho eigo は、お子さんと家族が一緒に育てていく 「場所」 です。

だから僕は、お子さんを 「生徒」 ではなく、「樹を育てる人」 として迎えます。
1 年後、5 年後に振り返って、「あ、こんなに育ったね」と親子で言える場所を、一緒に作っていきたい。

Chapter 08

それでも、
悩み続けた話

正直に言うと、何度も悩みました。

A Confession
帰国子女でもない、頭のいいエリートでもない。
学生時代は英語の点数も取れなかった僕が、
人に英語を教える人間に値するんだろうか、と。

英語教育の世界には、留学経験のある先生、TOEIC 満点の先生、海外大学を出た先生がたくさんいます。そういう方々と比べたら、僕は何者でもない。

でも、目の前の生徒さんが少しずつ変わっていきました。

「先生、聞き取れるようになってきた」と笑顔を見せてくれる。「英語が前より好きになった」と言ってくれる。その瞬間の嬉しさは、紛れもなく僕の中に存在しました

いつしか、こう考えるようになりました。

帰国子女ではないからこそ、分かることがある。
日本人がどこで英語につまずくか。
文法用語のどこで頭が混乱するか。
カタカナ英語が、いかに耳をふさいでいるか。

僕は「英語ができる人」じゃない。
「英語ができなかった人が、できるようになった人」です。

だから、伝えられることがあると思っています。あの時の僕と同じ場所で立ち止まっているお子さんに、「こっちの道があるよ」と教えてあげられる人間に、ようやく、なれたかもしれません。

— Sho
翔也
Epilogue

今、
あなたへ。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

sho eigo は、10 年の蓄積を込めたサービスです。
学生時代に潰れた僕が、もう一度立ち上がって、コーチとして向き合い、5 年間の課題を発見し、AI の力を借りて、ようやく形にしました。

完成形ではありません。
これからも、お子さんと保護者の方の声を聞きながら、一緒に育てていきたいと思っています。

もし、この物語に何か感じるものがあったら、
ぜひ、一度体験してみてください。