sho eigo は、ある日突然できたサービスではありません。
学生時代の挫折、大人になってからの発見、個人英語コーチとして 2 年、講座制作に費やした 3 年。合わせて 10 年の蓄積が、今のサービスの一つひとつの機能になっています。
この長い時間の中で、僕は何度も悩みました。教える側として、自分は値する人間なのか。何が中高生の英語を本当に変えるのか。
その答えが、ようやく形になりました。少しお時間をいただけたら、最初から順番にお話しさせてください。
正直に話すと、僕は学生時代、英語が嫌いでした。
点数も全然取れなかった。授業を聞いても、テストを受けても、何が分かっていないのかすら分からない状態で過ごしていました。
一番つらかったのは、文法用語が意味不明だったことです。
参考書を開けば「修飾語が前から後ろに掛かる」みたいな説明が並んでいる。読んでも頭に入ってこない。先生に聞いても、同じ言葉で説明されるだけ。
英語の勉強というより、「日本語の難しい言葉と戦っている」感覚でした。そして、そこで挫折しました。
英語自体は嫌いになりたかったわけじゃないのに、入口の文法用語のところで、もう前に進めなかった。「自分は英語に向いていない」と決めつけて、ずっとそのまま大人になりました。
大人になってから、ある時ふと、英語をもう一度やり直したいと思いました。
ただ、文法書を開いても、また同じ場所で詰まる。「修飾語が…」のところで、もう本を閉じてしまう。
そんな時に出会ったのが、シャドーイングとオーバーラッピングでした。
英文を見ながら、ネイティブの音を真似して声に出す。それを毎日繰り返す。たったこれだけのトレーニングで、信じられないくらい英語が変わっていきました。
当時、僕は医療系の専門学校に通っていました。柔道整復師を目指して、毎日朝から夜まで勉強と実習。それでも、シャドーイングの時間だけは続けていました。机に向かわなくても、移動中でも、お風呂でもできるからです。
効率よく、楽しく、確実に変わっていく感覚。文法用語と戦っていた学生時代の僕には、想像できなかった世界でした。
そしてある日、英検準 1 級に合格しました。学生時代の自分には、絶対に届かなかったはずの場所に、自分が立っていました。
英検準 1 級に合格して、僕は気づいてしまいました。
学生時代の僕と同じように、文法用語に潰されている子どもたちが、たくさんいる。あの時の僕に、誰かが「音から入っていいんだよ」と言ってくれていれば ——。
そう思って、僕は個人英語コーチとして 2 年間、生徒さんと直接向き合う日々を始めました。
中学生、高校生、社会人。シャドーイングのやり方を一人ひとりに教え、毎日の進捗を一緒に見届ける。そんな仕事です。
コーチングと並行して、もっと多くの人に届けたいと思い、講座制作も 3 年ほど続けました。動画を撮り、教材を作り、サイトを立てる。
でも、講座は思うように機能しませんでした。
生徒さんは登録してくれるのに、続かない。続いてもらえても、結果が出ない。「何が足りないんだろう」と、毎日のように悩みました。
個人コーチ 2 年、講座制作 3 年。合わせて 5 年、英語教育の現場と向き合い続けて、僕は 3 つの大きな課題に気づきました。
この 3 つの課題を解決できたら、僕がコーチングしていた生徒さんたちが、自学自習だけで結果を出せるようになる。そう確信していました。
でも、当時の僕には作れませんでした。録音をクラウドに保存して、忘却曲線で再出題して、本棚のように並べて見せる ——。個人で作るには、技術的に無理がありすぎたのです。
「もっとこうしたらいいのに」と思いながら、僕は毎日を過ごしていました。
2024 年。AI が、僕の手の届くところまで降りてきました。
最初は半信半疑でした。「これで本当に、僕一人でアプリが作れるのか?」と。
でも、触ってみて、確信しました。
録音アーカイブも、忘却曲線に基づく復習設計も、本棚のような学習履歴も。あのとき僕が「あればいいのに」と思っていたものが、すべて現実になる。
5 年前に思いついたものを、今、作るしかない。
そう思った瞬間から、僕は寝ても覚めても、このサービスのことばかり考えるようになりました。
柔道整復師の仕事のあいまに、夜遅くまで設計し、朝早く起きてはコードを書く。妻に支えてもらいながら、ひたすら作り続けました。
sho eigo の機能には、すべて理由があります。5 年間の現場で見つけた課題に、一つひとつ答えるために、設計しました。
どれも、僕が現場で「これがあれば」と思い続けた機能です。
最後に、親子プランについてお話しさせてください。
専門学校時代、僕は大量のテキストと音源を使って勉強していました。書き込みだらけのノート、何度も聴いた CD、付箋まみれの参考書。
引っ越しのタイミングで、それらをすべて断捨離してしまいました。「もう使わないから」「整理されたほうが気持ちいいから」と。
毎日机に向かった夜、書き込んだ日付、何度もリピートした音声。それらは、英検準 1 級に合格するまでの 1 年半の、確かな証でした。
捨ててから、ずっと後悔しています。
だから、お子さんの英語学習だけは、「思い出として残してあげたい」と思いました。
毎日の録音、スコアの推移、獲得したバッジ、ぶつかった壁、それを乗り越えた瞬間。すべてが、お子さんと家族の宝物として残るように。
親子プランは、英語サービスである前に、家族の記憶を残す仕組みです。1 年後、5 年後、お子さんが大きくなった時に、親子で振り返れる場所。
それが、僕が断捨離してしまった「あの時間」を、お子さんに残してあげられる方法だと思っています。
ここまで設計してきて、ある日ふと気づきました。
sho eigo は、「英語サービス」じゃない。
体験 Day 1 で、最初の種を植える。
毎日のレッスンで、葉が一枚ずつ増えていく。
1 ヶ月で芽が出て、1 年で幹が太くなり、
3 年、5 年と続けるうちに、立派な樹になっていく。
そして、葉の一枚一枚は 「思い出」 として残っていく。録音、スコア、バッジ、つまずいた瞬間、乗り越えた壁。すべてが Dashboard に蓄積されていく。
他の英語サービスは、レッスン消費型。終わったら次の教材を探すだけ。
でも sho eigo は、お子さんと家族が一緒に育てていく 「場所」 です。
だから僕は、お子さんを 「生徒」 ではなく、「樹を育てる人」 として迎えます。
1 年後、5 年後に振り返って、「あ、こんなに育ったね」と親子で言える場所を、一緒に作っていきたい。
正直に言うと、何度も悩みました。
英語教育の世界には、留学経験のある先生、TOEIC 満点の先生、海外大学を出た先生がたくさんいます。そういう方々と比べたら、僕は何者でもない。
でも、目の前の生徒さんが少しずつ変わっていきました。
「先生、聞き取れるようになってきた」と笑顔を見せてくれる。「英語が前より好きになった」と言ってくれる。その瞬間の嬉しさは、紛れもなく僕の中に存在しました。
いつしか、こう考えるようになりました。
僕は「英語ができる人」じゃない。
「英語ができなかった人が、できるようになった人」です。
だから、伝えられることがあると思っています。あの時の僕と同じ場所で立ち止まっているお子さんに、「こっちの道があるよ」と教えてあげられる人間に、ようやく、なれたかもしれません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
sho eigo は、10 年の蓄積を込めたサービスです。
学生時代に潰れた僕が、もう一度立ち上がって、コーチとして向き合い、5 年間の課題を発見し、AI の力を借りて、ようやく形にしました。
完成形ではありません。
これからも、お子さんと保護者の方の声を聞きながら、一緒に育てていきたいと思っています。
もし、この物語に何か感じるものがあったら、
ぜひ、一度体験してみてください。