英検5級のディクテーションとは
ディクテーションとは、英語を聞いて文字に書き取る練習です。英検5級では「知っている単語なのに、音だと聞き取れない」というパターンが多く、ディクテーションはその差を正確に見つける最も効果的な手段の一つです。
ディクテーションで何がわかるか
英検5級で扱う単語や表現は比較的やさしいものが中心です。それでも音声を聞いて書き取ろうとすると、書けない箇所が出てきます。
書けなかった語は、「知っているが音として体に入っていない語」です。 「文字では読めるが音では認識できない」という状態がリスニング失点の主な原因です。ディクテーションはこの状態を可視化します。
5級では be動詞・一般動詞・数詞(数字・曜日・時刻)・あいさつ表現あたりが書けないポイントになりがちです。
取り組み方のステップ
まず通して聞く
問題文全体を一度聞き、大まかな内容をつかみます。いきなり書こうとせず、まずは「何について話しているか」を把握する。
最初は雰囲気をつかむだけでよい書き取りに挑戦
再度聞き、空所に当てはまる語を書きます。5級ではゆっくりめの速度が多いため、一語一語を意識的に聞いてみましょう。
全部聞き取れなくて当然答え合わせで発見
正解を確認し、書けなかった語に注目します。「この単語は知っていたのに」という語こそ、音として定着が必要な語です。
「書けない=音が入っていない」と気づく声に出してまねる
書けなかった語を、正解の音声を聞きながら声に出してまねます。声に出すことで、音と文字が脳の中でつながります。
シャドーイングで音を体に入れるゆっくりな速度から始めるコツ
英検5級のリスニング音声は、それほど速くありません。それでも聞き取れないのは「音の形を知らないから」です。
はじめは再生速度を落とした練習(0.7〜0.8倍速)から始めても構いません。「ゆっくりなら聞き取れる」を確認してから、通常速度に上げていくのが確実です。
ゆっくりで書けない語は、速度を上げても書けません。 速さへの慣れは二次的な問題で、まず「音と文字の一致」を優先しましょう。
英検5級の出題傾向とディクテーション対策
5級リスニングでよく出るジャンル
※出題傾向は参考情報です。最新・詳細は日本英語検定協会の公式情報をご確認ください。
5級でとくに「音として入れたい」表現
- 数字と曜日、時刻の言い方(Monday, Tuesday... / seven thirtyなど)
- be動詞の短縮形(I'm / he's / they'reなど。速く読まれると聞き逃す)
- 一般動詞の過去形(-edの音がつながって聞こえる)
- よく使うあいさつ・返答の定型表現
これらは知っていても、音声の流れの中で意識する前に次の語が来ます。繰り返し聞いて、「音のまとまり」として覚えましょう。
ディクテーション後の自己確認チェックリスト
1回分が終わったら確認しましょう
ディクテーションとシャドーイングを組み合わせる
ディクテーションで「書けない語(音が入っていない語)」を見つけたあと、その語を含む文をシャドーイングすると定着が速まります。
シャドーイングとは音声を聞きながら同時に声に出してまねる練習です。声に出すことで、耳だけでなく口・喉も使って音を覚えるため、次に聞いたときに素早く認識できるようになります。
ディクテーション(発見)→ シャドーイング(定着)→ もう一度ディクテーション(確認) というサイクルが効果的です。
書き取りは「聞こえていない証拠」を見せてくれる。
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