英検3級のディクテーションで扱うこと
英検3級から、リスニング音声の速度と文の長さが一段と上がります。同時に「音のつながり(リエゾン)」「音の脱落(リダクション)」と呼ばれる音変化が本格的に現れます。ディクテーションはこれらの音変化を体感しながら学ぶ最良の方法です。
3級で起きる主な音変化
3級の音声でよく見られる音変化を知っておくと、書き取り練習の効率が上がります。
- つながって聞こえる(連結):語末の子音と次の語頭の母音がつながる。たとえば looked at が「ルクタット」のように聞こえる。
- 消えて聞こえる(脱落):t や d が語末や子音の前で消える。next day が「ネクスデイ」のように聞こえる。
- 変わって聞こえる(変音):want to が「ワナ」、going to が「ゴナ」のように変化する。
書き取りで「聞こえたのに書けない」という体験が、こうした音変化への気づきのきっかけになります。
取り組み方のステップ
まず通して聞く
全体を聞いて、話の場面(どんな状況か・誰が話しているか)を把握します。3級では場面の把握が特に重要で、後の書き取りの精度が変わります。
場面をつかんでから書き取りへゆっくりで一文ずつ
できれば再生速度を落として一文ずつ書き取ります。書けない語は空欄にして進みます。全部埋めることより「どこが書けないか」を見つけることが目的です。
「空欄の位置」が分かることが成果答え合わせで音変化に気づく
正解を確認したら、書けなかった語の近辺を音声で聞き直します。音のつながりや脱落で「聞こえ方が変わっていた」ことに気づくことが一番の収穫です。
「なぜ聞こえなかったか」を分析するシャドーイングで音を取り込む
書けなかった部分を中心に、音声に重ねて声に出します。音変化を「声でまねる」ことで、次に聞いたときに素早く認識できるようになります。
口が動けば、耳も動く英検3級の出題傾向とディクテーション対策
3級リスニングでよく出るジャンル
※出題傾向は参考情報です。最新・詳細は日本英語検定協会の公式情報をご確認ください。
3級でとくに「音として入れたい」表現
- 口語表現(That's right / I think so / No problemなど。速く流れる定型句)
- 動詞の過去形と過去分詞(-ed の音変化・直前の語とのつながり)
- want to / going to / have to などの口語短縮形
- 接続詞・副詞(however / although / usually など)の聞き取り
3級から「内容理解」を問う問題が増えます。個々の語の聞き取りと同時に、文全体の意味を追う訓練としてもディクテーションは有効です。
パッセージ型(長い文章)への対応
3級のリスニングには、少し長いパッセージを聞いて答える問題があります。このタイプのディクテーションでは、全語を書き取ろうとせず、場面・登場人物・出来事・結果の骨格となる語を拾う練習をします。
「大事な語だけを拾う耳」を育てることが目的です。全部書けなくても、意味の核となる語を書き取れれば正解に近づけます。
自己確認チェックリスト
1回分が終わったら確認しましょう
音変化を「知識」でなく「体で知る」ために。
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